映画を観るということ

映画の感想を書き殴ったり(だいぶ甘めに)個人的な評価をつけたりします。

映画『オリエント急行殺人事件』感想 キャストが豪華すぎる列車で起こる事件

圧倒的知名度を誇る作家アガサ・クリスティの傑作「オリエント急行の殺人」を原作とした映画『オリエント急行殺人事件』を観に行って参りましたのでその感想などを!

f:id:aquariusz0106:20171209000911j:image

個人的な評価★★★★☆(3.9)

とても良かったです。原作通りなら面白いのも知ってるし内容自体も知ってる方は多いと思うんです。なので原作の魅力をどこまで殺さず映画の中で再現できているかに注目して観ていたのですがしっかり面白かったです。

元々映画向きの作品だと思っていたのでキャストも豪華なのもあってとても映えていて何度でも観たいと思わせられる作品でした。

・内容を知らない人向けに

アガサ・クリスティの作品はいつも犯人が予想できなかったり予想を覆す結果になったりすることで有名でまた、推理して終わるだけでなくその中にもしっかりテーマがあって深く考えさせたり魅力的な作品がとても多く存在します。中でも「オリエント急行の殺人」は傑作であり、過去にも映画化やドラマ化などされています。今回の映画化はキャストも豪華なので内容は複雑で決して簡単ではありませんが見やすい作品に仕上がってると思うのでオススメです。

「殺人」なんて付きますけど決してグロテスクな内容は含まれてませんのでご安心を。

 

簡単なあらすじ

 

エルサレムで教会の遺物が盗まれ、鮮やかな推理で犯人を突き止めた、名探偵のエルキュール・ポアロイスタンブールで休暇をとろうとした彼だが、イギリスでの事件の解決を頼まれて急遽、オリエント急行に乗車する。

出発したオリエント急行でくつろぐポアロに話しかけてきたのは、アメリカ人富豪のラチェットだ。脅迫を受けているという彼は、ポアロに身辺の警護を頼むら、しかしポアロはラチェットの要請をあっさりと断るのだった。

深夜、オリエント急行は雪崩のために脱線事故を起こし、山腹の高架橋で立ち往生してしまう。そしてその車内では殺人事件が起こっていた。ラチェットが12ヶ所も刺され、死体で発見されたのだ。乗り合わせていた医師のアーバスノットは、死亡時刻を深夜の0時かな2時の間だと断定する。

鉄道会社のブークから捜査を頼まれたポアロは、乗客たち一人一人に話を聞き始める。ラチェットの隣室のハバード夫人が「自分の部屋に男が忍び込んだ」と訴えるなど、乗客たちの証言によって、さまざまな事実が明らかになってきた。しかし乗客全員にアリバイがあり、ポアロの腕をもってしても犯人像は浮上しない。

ラチェットの部屋で発見された手紙の燃えかすから明らかになったのは、彼がかつてアームストロング誘拐事件に関わっていた事実だった。少女を誘拐し、殺害したラチェットが復讐のために殺されたのか?殺害犯は乗客の中にいるのか、それとも……?

映画『オリエント急行殺人事件』オフィシャルサイト

 

キャスト・スタッフ

・監督 ケネス・ブラナー

・脚本 マイケル・グリーン

・原作 アガサ・クリスティオリエント急行の殺人』

・日本公開日 2017年12月8日

・製作国 アメリカ合衆国

・配給 20世紀フォックス映画

・出演者 ケネス・ブラナー/ペネロペ・クルス/ウィレム・デフォー/ジュディ・デンチ/ジョニー・デップ/ジョシュ・ギャッド/レスリー・オドム・Jr/ミシェル・ファイファー/デイジー・リドリー

 

感想

内容を忘れていたのもあって個人的にはとても楽しめました。しかし、豪華キャストだけが目立って安っぽい映画になっていたというような意見もちらほら。わからなくもないんですが筆者は古き良き映画という感じがとても好みでした。原作が名作とはいえ現代でウケるかわからない推理映画に挑戦した時点でケネス・ブラナー監督を褒めたいです。

雪の中を走る列車…季節感もあって美しい映画に仕上がってましたね。

キャストに関しては本当に豪華でしたね。

ケネス・ブラナーポアロ(筆者は終始ヒゲが気になってました)も大変良かったですし、ジョニー・デップの配役はすごく大胆で意外でしたね。

そしてペネロペ・クルスは相変わらずの美しさ。普段放っているセクシーさが抑え気味なのがまた良かったですね。

 

また、記憶をなくして観たいなぁ…って思う映画でした。内容を知らない状態でこれからポアロと一緒に推理できる方がとても羨ましいです。