『ダンケルク』感想 やはりノーラン作品にハズレなし!
公開前から話題になってたクリストファー・ノーラン監督最新作「ダンケルク」
クリストファー・ノーランが初めて挑んだ実話。
その感想などを。
個人的な評価★★★★☆(4.5)
凄く良かった…圧倒的な映像評価と緊迫感のある音楽と音響。まるで自分が戦場に立たされているかのようなリアリティ。圧巻でした。描かれるのは相手を打ち負かす「戦い」ではなく「撤退」。物語は空、海、陸の3つの視点で語られ、絶望しかないダンケルクから生きて帰れるかというシンプルなストーリー。約100分間があっという間でした。「ダークナイト」、「インセプション」、「インター・ステラー」といいクリストファー・ノーラン監督作品にハズレなし!を本作でさらに証明してしまいましたね。
この作品は是非劇場で観て感じて欲しいですね(できればIMAXで)
ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください
簡単なあらすじ
フランス北端ダンケルクに追い詰められた英仏連合軍40万人の兵士。背後は海。陸・空からは敵――そんな逃げ場なしの状況でも、生き抜くことを諦めないトミー(フィオン・ホワイトヘッド)とその仲間(ハリー・スタイルズ)ら、若き兵士たち。
一方、母国イギリスでは海を隔てた対岸の仲間を助けようと、民間船までもが動員された救出作戦が動き出そうとしていた。民間の船長(マーク・ライランス)は息子らと共に危険を顧みずダンケルクへと向かう。英空軍のパイロット(トム・ハーディー)も、数において形勢不利ながら、出撃。こうして、命をかけた史上最大の救出作戦が始まった。果たしてトミーと仲間たちは生き抜けるのか。勇気ある人々の作戦の行方は!?
キャスト・スタッフ
・監督 クリストファー・ノーラン
・配給 ワーナー・ブラザース
・出演者 フィン・ホワイトヘッド/トム・グリン=カーニー/ジャック・ロウデン/ハリー・スタイルズ/アナイリン・バーナード/ジェームズ・ダーシー/バリー・コーガン/ケネス・ブラナー
感想
個人的にだけど「ハクソー・リッジ」といい「ダンケルク」といい今年の戦争映画は傑作揃いだなぁ。
改めて良かった…良かったよダンケルク。
僕の中の名作戦争映画ランキングベスト3が新たに更新されたよ。クリストファー・ノーランの映画の映像技術や迫力ある音響は独特な世界観のフィクションでこそ輝くものだと思っていましたがノンフィクションでも顕在でしたね。
「陸」での1週間、「海」での1日、「空」での1時間。異なる時間軸、時間量で動いているのに一つの物語として上手く成立していて「編集」の巧さを見せつけられましたね。
あとは何より音楽と音響。観客が実際に戦場に放り込まれたような迫力。言い過ぎのように聞こえるかもしれないけど本当にすごかった…
そして陸でも絶望、空でも絶望、ダンケルクから出航する船も沈没させられまくり海でも絶望。ノーラン作品独特の重々しさはクセになりますね。
次のクリストファー・ノーラン監督作品にも期待したいですね。