『GODZILLA 怪獣惑星』感想 虚淵玄のアニゴジ!
待ちに待ったブチゲンのアニゴジ!
全三部作の第1章「怪獣惑星」を観てきたのでその感想などを。
個人的な評価★★★★☆(3.8)
なかなかクオリティが高くて個人的には満足でした。巷では賛否両論あるようですが。
SF×ゴジラという新しい組み合わせはとても新鮮味がありました。SFモノや虚淵作品などが好きな人は楽しめると思いますが従来のゴジラシリーズが好きな人にはもしかしたら合わない人もいるかもしれません。
といっても3部作のまだ1章なのでこれからの展開次第というところはありますね。
一つ言えるのはスケールが大きくて戦闘シーンはとても手に汗握るものでとても見応えありました。
CGが苦手という方もいるかもしれませんね。しかし「BLAME!」や「シドニアの騎士」、「楽園追放」、「亜人」など最近のCGアニメーションはどれもレベルが高くさらに個人的意見ですがCGアニメはどれもハズレはないので心配な方は上記作品を見てどんなものか確かめるなり慣れておくなりしておくいいかもしれませんね。
2016年公開の「シン・ゴジラ」は傑作でしたが「GODZILLA 怪獣惑星」も良作と言える出来だったと思います。
是非皆さんも劇場に足を運んで観てみてください。
簡単なあらすじ
巨大生物「怪獣」の出現と、その怪獣をも駆逐する究極の存在「ゴジラ」。半世紀にわたる怪獣との戦争の末、人類は敗走を重ね、ついに地球脱出を計画。そして2048年、中央政府管理下の人工知能による選別を受けた人間だけが恒星間移民船・アラトラム号で11.9光年の彼方にある「くじら座タウ星e」を目指し旅立った。しかし、20年かけてたどり着いたタウ星eの地球との環境条件差は、予測値を遥かに上回り、人類が生存可能な環境と呼べるものではなかった。
移民船に乗る一人の青年・ハルオ。4歳の時に目の前でゴジラに両親を殺され、20年の間、地球に戻りゴジラを倒すことだけを考え続けていた。移民の可能性を閉ざされ、生存環境も劣悪となった船内でハルオを中心とした「地球帰還派」は主流となり、危険な長距離亜空間航行を決断し地球を目指す。
だが、帰還した地球は、既に二万年の歳月が経過し、地上はゴジラを頂点とした生態系による未知の世界となっていた。
果たして人類は地球を取り戻せるのか。そして、ハルオの運命は―――。
アニメーション映画『GODZILLA 怪獣惑星』OFFICIAL SITE
キャスト・スタッフ
・脚本 虚淵玄
・製作 東宝
・音楽 服部隆之
・主題歌 XAI-サイ-「WHITE OUT」
・公開日 2017年11月17日
・出演者 宮野真守/櫻井孝宏/花澤香菜/杉田智和/梶裕貴/諏訪部順一/etc.
感想(ネタバレ含む)
とりあえず感想としましてはCV櫻井孝宏の相変わらずの怪しさに笑いましたwというかまさか異星人まで出てくるとは予想してなかった…
序盤にわけのわからない専門用語がたくさん羅列された時は困惑しましたが概ね満足できた作品でした。
主人公のハルオ君は完全にゴジラ世界のエレン・イェーガーでしたね。というかベテラン声優山盛りで豪華なのはいいんですが正直声優のイメージが強すぎてキャラが死んでましたね。たしかに上手いんですけどね…
今回のゴジラはシンゴジなどと比べるととてもイケメンでしたね。登場シーンは興奮しました。
そして序盤から圧倒的絶望感。つまりあれは「もし人類がゴジラに敗北していたら…」という今までのゴジラ作品のIF世界の後の展開と考えることもできるんですよね。まぁ他の虚淵作品に比べたらまだ1章は全然絶望感ない方ですけどね。
1章では世界観を見せ風呂敷を広げたので2章以降は当然もっと内容が面白くなくてはならないでしょうね。まぁそこは正直心配してないんですが。
あの世界のゴジラの正体やメカゴジラの出番、最後に登場した女の子、メトフィエスなどとにかくまだ謎が多すぎるので2、3章が早く観たいです。アニゴジのちゃんとした評価はその後につけられるべきだと思いました。
ちなみにですが個人的に一番好きな虚淵作品は「Fate/Zero」次点で「沙耶の唄」です。
彼独自の世界観や突き詰めたストーリー、必ずしも幸福な終わり方をしないのがとても好きです。アニゴジはどんな終わり方をするのか今から楽しみです。