映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』感想
監督新房昭之、制作会社シャフトの公開前から話題になっていた映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を観てきたのでその感想などを。
個人的な評価★★★☆☆(3.0)
映画の前の予告などでめっちゃ面白そうじゃん! って期待していたんです。だって新房監督×シャフト×キャラデザ渡辺明夫ですよ?つまらないわけがない!
しかし観に行く前に評価を見るとあれ?低い?
嫌な予感がして観に行くとその嫌な予感が的中していました。
はい、端的に言って微妙でした。かなり。「雰囲気アニメ映画だった」という感想をTwitterでちらほら見かけましたが全くその通りだったと思います。
あとは「ただただなずなちゃんがエロかった」という意見も見かけましたが「それな」しか言えませんねw広瀬すずの声がなぜかエロかった、そして可愛かった。
なずなちゃんはキャラデザが渡辺明夫さんで髪色も同じだからガハラさん(戦場ヶ原さん)そっくりで困りますね。
他には出演者がとても豪華ですね。有名俳優とベテラン声優がたくさんいるのでほんとにもうちょっと面白かったら…と思わずにいられません。
原作はドラマなのですがドラマ原作作品がアニメ化されるのは初らしいです。よくアニメや漫画が実写化されて原作レイプだと言われますがそれは逆も例外じゃなかったようですね^_^
後から知ったのですがこの作品は「世にも奇妙な物語」の後番組「ifもしも」というシリーズの中の一編らしいですね。なんかすごい…
あとは今大人気のDAOKOさんと米津玄師さんの主題歌「打上花火」がとても良い曲なので歌詞の意味を知るために観るのもいいかもしれませんね。
ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください
簡単なあらすじ
夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか? 平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。そんななか、 典道が想いを寄せるなずなは母親の再婚が決まり転校することになった。
「かけおち、しよ」
なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。 それを見ているだけで助けられなかった典道。
「もしも、あのとき俺が…」
なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。 すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。
何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?
キャスト・スタッフ
・監督 新房昭之 武内宣之
・脚本 大根仁
・主題歌 DAOKO×米津玄師『打上花火』
・制作会社 シャフト
・配給 東宝
・公開日 2017年8月18日
・出演者
広瀬すず/菅田将暉/宮野真守/松たか子/花澤香菜/浅沼晋太郎/豊永利行/梶裕貴/三木眞一郎/櫻井孝宏/根谷美智子/飛田展男/宮本充/立木文彦
感想
“この夜が続いて欲しかった”
観た時は微妙だったけどこうして観終わった後に打上花火の歌詞の意味を考えると楽しいですね。本来は主題歌は映画を彩るためにあるものですがこの作品は逆だなと。
映画を観た後に主題歌聴くとこれがまたいい…あ、結構面白かったかもとか正直思わなくないですw
雰囲気とキャラ(特になずなちゃん)と音楽はとても良かったですね。しかし、もしかしたらアニメになれてない方はちょっと抵抗あるかもしれませんねあのシャフト独特な感じは。正直「君の名は。」とは違い完全にアニオタ向け映画という感じが否めないですね…
もしかしたら掘っていけば深い意味があるのかもしれませんが視聴者がどう捉えるか投げてる感じがあまり好きじゃありませんでしたね。(特に最後の方とか)
あとはもしも(if)の設定は結構好きですね。ループとか2周目とかではなくてあくまでもしもあの時〜だったらの世界。なんかこみ上げてくるものがありません?
シャフトさん、この前3部作完結した「傷物語」は大変素晴らしかったんですけどねぇ
今作は正直微妙でしたが続編みたいなのがあったら面白そうですね。