映画を観るということ

映画の感想を書き殴ったり(だいぶ甘めに)個人的な評価をつけたりします。

『スパイダーマン:ホームカミング』感想 成長するヒーローって素敵

MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)第16作目スパイダーマン:ホームカミング』

サム・ライミ版3部作、アメイジングスパイダーマン2部作に続く新たなスパイダーマン

その感想や評価などを綴っていきたいと思います!

f:id:aquariusz0106:20170814021127j:image

個人的な評価★★★★★(5.0)

いや、素晴らしい!個人的にはサムライミ版やアメスパより好きになりました。今回のトム・ホランド演じるピーター・パーカーは作中で何度かポカをやらかしてしまいます。それを必死に取り返そうと奮闘する姿は最高でした。

悪役(ヴィラン)のバルチャーもかっこよく魅力的でスパイダーマンのウェブシューターやトニーに貰ったスーツの機能など男の子ならワクワクする要素が盛りだくさん。さらに恋に悩むピーターも可愛かったですね。数ヶ月前まで私たちのようにヒーローに憧れるごくごく普通の高校生の新人ヒーローがスーパーヒーローになるまでを描くストーリーは最高の一言に尽きます。

どうかトム・ホランドピーターを見守ってあげてください。

 

ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください

 

簡単なあらすじ

ベルリンでのアベンジャーズの戦いに参加し、キャプテン・アメリカからシールドを奪って大興奮していたスパイダーマン=ピーター・パーカー。昼間は15歳の普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのトニー・スターク=アイアンマンからもらった特製スーツに身を包み、NYの街を救うべく、ご近所パトロールの日々。そんなピーターの目標はアベンジャーズの仲間入りをし、一人前の〈ヒーロー〉として認められること。ある日、スタークに恨みを抱く宿敵“バルチャー”が、巨大な翼を装着しNYを危機に陥れる。アベンジャーズに任せておけと言うスタークの忠告も聞かずに、ピーターはたった一人、戦いに挑むが─。

 映画『スパイダーマン:ホームカミング』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 

キャスト・スタッフ

・監督 ジョン・ワッツ

・配給 ソニー・ピクチャー・エンタテイメント

・日本公開日 2017年8月11日

・上映時間 133分

・日本語吹き替え版主題歌

「Never Say Never」関ジャニ∞

 ・キャスト 

トム・ホランド/マイケル・キートン/ジョン・ファヴロー/ゼンデイヤ/ドナルド・グローヴァー/タイン・デイリー/マリサ・トメイ/ロバート・ダウニー・Jr

 

「スパイダーマン:ホームカミング」オリジナル・サウンドトラック

「スパイダーマン:ホームカミング」オリジナル・サウンドトラック

 

 

MCUスパイダーマン誕生の起源は?

ホームカミング本編にはトム・ホランドピーターが蜘蛛に噛まれるシーン描写やベンおじさんの死のシーンはなんでないの?と思った方もたくさんいらっしゃると思いますので解説させていただきたいと思います。

 

ホームカミングはもともと時系列的には「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」から2ヶ月後の話なのです。MCUスパイダーマンはこのシビル・ウォーが初登場なのですが起源となる蜘蛛に噛まれるシーンやベンおじさんが亡くなるシーンはありません。

なので実質ホームカミングから観ても全く問題ありません。(シビル・ウォーでもトニーがキャップ達の戦いにピーターをスカウトしてちょっと活躍するくらいなので)

それにシビル・ウォーを観るとなるとその前までの作品ほぼ全て観なくちゃいけなくなりますしね…

まぁ観ていることにこしたことはないのでシビルウォーを観るならその前に「アイアンマン」3作、「キャプテン・アメリカ」2作(シビルウォーを除く)、「アベンジャーズ」2作、「アントマン」は観ておきましょう!

 

感想

スパイダーマンでは有名なセリフでありサムライミ版でもベンおじさんが言っていたセリフ“大いなる力には大いなる責任が伴う”

この映画はまさにこの言葉を考えさせられる作品でした。大きな力は使い方を間違えればそれだけ多くの人を危険にさらす。けどそれが数ヶ月前まで普通の少年だった高校生には難しい。ヒーローに憧れみんなの役に立ちたい、アベンジャーズの一員になりたいと奮闘するけど上手くいかず一度はトニーに見放されてしまう。しかしスーツ無しでもやれるんだと勇敢にバルチャーと戦いトニーに見直してもらい成長する。

なにこの完璧すぎる構成…

終始ワクワクさせられました。正直なにも言うことなしですよ。

 

そして恋にあたふたするトム・ホランドが可愛い。あれは見守ってあげたくなりますね。

トゥームやメイおばさん、リズ、Alのカレン、ハッピー、ミシェル、ネッド、フラッシュとキャラも魅力的すぎました!(にしても今回のメイおばさんは若すぎる…)

カレンと言えばスーツの機能の多さは笑いましたw瞬殺モードとかいつか見れるんですかね。トニーが過保護すぎるのか、趣味なのかw

今回のスパイダーマンは大人はピーターよりもトゥームスの方が感情移入しやすかったかもしれませんね。家族を支えるためという信念のあるやつほどやっかいで侮れない敵はいませんね。行動の一つ一つが慎重で8年もかけてきた計画がトニー達やアベンジャーズでなく突然現れた子供によって邪魔されるのですからたまったもんじゃないですねw

 

にしても好きな人の父の正体が追っていたヴィランだったってまるでハリー・オズボーンとゴブリンみたいでしたね。だからリズもヴィランになるオチになるんじゃないかとヒヤヒヤしましたwあと落下するリズを救えたのがまるでアメスパの落下するグウェンを救えなかったことのリベンジのような気がして胸が熱くなりましたね。

 

トゥームスも魅力的でしたけど今回のピーターも素敵すぎた!学力コンテストやリズとのホームカミングなどもしかしたらホームカミングを観ていた女性は女の子ほったらかすなんて最低!なんて思った方も多いかもしれません。僕も思いました。

だけど僕の大好きな漫画「僕のヒーローアカデミア」にこんなシーンがあります

f:id:aquariusz0106:20170814030309j:imagef:id:aquariusz0106:20170814030311j:image

“考えるより先に体が動いていた”

トムホランドピーターはまさにこれだったのではないでしょうか。トニーが目をつけていただけあってやはりピーターにはもとからヒーローの資格があったんです。ただそれが少し早かっただけなんですね。好きな女の子(リズ)ともっと仲良くなれるチャンスだったのに街の平和とリズのことを想い戦う。最高でしょ…

そもそもリズがスパイダーマンのこと好きなの知ってるのに自分がスパイダーマンということを隠し自分の魅力で勝負しようとするところから推せましたけどね。

 

そしてピーターにすっぽかされ父親も刑務所に行き悲しむリズも辛いはずなのに、もっと怒っていいはずなのにピーターに最後優しい言葉をかけていたのがもうほんとなにこのいい娘!ってなりましたね。次のヒロインはMJかグウェンか…

 

小学生低学年くらいの頃は洋画といえばスパイダーマンターミネーターしか知らなかったぼくからすればスパイダーマンが何度も映画化されるのはとても嬉しいことなのです( ˘ω˘ )

 

とりあえず次にスパイダーマンが登場するアベンジャーズ/インフィニティ・ウォーが楽しみですね。

スパイダーマン2はインフィニティ・ウォーの数分後から始まる物語という情報も出ています。その前にマイティ・ソー/バトルロイヤルもあるし…いやぁ、楽しみだ^_^