映画を観るということ

映画の感想を書き殴ったり(だいぶ甘めに)個人的な評価をつけたりします。

『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』感想 実在した殺人鬼を基にしたピエロ ペニーワイズの怖さ

話題のアメリカのホラー映画『IT』を観てきたのでその感想などを。

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個人的な評価★★★☆☆(3.5)

なかなか怖かったです。子供が感じる精神的恐怖がうまく描かれていて大人でも観ていて怖かったです。神出鬼没のペニーワイズの怖さが良かったですね。ピエロって怖いなという印象を植えつけられるキャラクターでした。

怖いと言ってもおそらく大人が観たらそうでもないかもしれません。なのでR15なのが少し残念でしたね。(グロテスクなシーンも少なからずあったので)

 

チャプター2もあるようなので続編が楽しみですね。

 

それにしてもまた邦題の絶妙なダサさに笑いますねw 

簡単なあらすじ

 

一見、平和で静かな田舎町を恐怖が覆い尽くす。子供の失踪事件が多発していたのだ。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、行方不明の弟を案じるビルの前に、“それ”は突然現れる。“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。
しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子供たちも“それ”に遭遇していた。自宅の地下室、バスルーム、図書館、そして町の中……。何かに恐怖を感じるたびに“それ”は、どこにでも現れる。神出鬼没、変幻自在の“それ”からは、決して逃れられない……。
ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意。“それ”の正体とは何か? その目的は? 消えた子供たちはどこに行ったのか? 真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた……。

http://wwws.warnerbros.co.jp/itthemovie/sp/index.html

  

キャスト・スタッフ

・監督 アンディ・ムスキエティ

・原作 スティーヴン・キング

・製作国 アメリカ合衆国

・配給 ワーナー・ブラザーズ

・出演者 ジェイデン・リーバハー/ジャクソン・ロバート・スコット/ビル・スカルスガルド/ジェレミー・レイ・テイラー/フィン・ウルフバード/ソフィア・リリス/ワイアット・オレフ/ニコラス・ハミルトン/チョーズン・ジェイコブズ/ジャック・ディラン・グレイザー

 

感想(ネタバレ含む)

感想についてはあまり語ることもないですが強いて言うならジョージーが可愛かったですね。

同じ時期公開のゲットアウトが大人が感じる恐怖を描いてるとしたらこちらは子供が感じる恐怖が描かれていたのが対照的で面白かったですね。

こんな町には絶対住みたくねぇって思いました。大人も頼りにならないしきっと不安で夜も眠れないでしょう。

主人公のビルがとても弟想いなのがひたすら推せますね。だからこそ最後のみんながビルを包むシーンは正直涙ぐみました。そして『ストレンジャー・シングス』のマイク役でお馴染みのフィン・ヴォルフハルト君演じるリッチーが可愛くて面白かったですね。唯一の癒しでした。

そして一つ言いたいのは、石は人に投げちゃいかんぞ。顔に当たって出血してましたからね。一番ドキドキして見てましたあの投げ合いのシーンw

 

あと作品自体も昔公開された旧ITから27年経ってるというのも面白いですよね。

チャプター2はまた27年後とかやめて欲しいですけどw

 

ペニーワイズ役のビル・スカルスガルドがすごいイケメンでビックリしました。

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映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』感想 MCUシリーズでも屈指の熱さ

 MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)17作目にして「マイティ・ソー」シリーズ3作目マイティ・ソー バトルロイヤル(原題:ソー:ラグナロク)を観て参りましたのでその感想などを。

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個人的な評価★★★★★(5.0)

 最高でした。マイティ・ソー」シリーズでダントツで面白かったです。なんならMCUの中でもトップクラスに好きな作品となりました。

予告編からすでにソー1、2とは毛色が違い強烈な印象を叩きつけてくれましたがタイカ・ワイティティ監督は今回とてもいい仕事をしてくれました。

相変わらず「マイティ・ソー」は「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」と同じくらいスケールがMCUの中でもとても大きく終始ワクワクさせられました。

ストーリーももちろん個性的なキャラクターもたくさん出てきて音楽もめちゃくちゃかっこよく大満足と言わざるを得ませんでした。バトルシーンと音楽がとても合っていたのも鳥肌でした。

そしてシリーズでも絶望感がハンパなく(ヘラがとにかくやばい)とてもシリアスなストーリーなのにコメディ感もしっかりあってそこがMCUらしくて好きでしたね。

クリス・ヘムズワースも今回ばっさり髪を切っていてかっこよくワイルドなソーでした。

 

細かいことはいい。とにかく熱いんです!それだけで僕の中では100満点でした。

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーを繋ぐ素晴らしい傑作でした。

 

これだけは観ておこう

できればMCU16作品全て+スピンオフのドラマも観て欲しいところですがそれは大変なので『マイティ・ソー』と『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の2作品は観ておきましょう。余裕があれば「アイアンマン」3作、「キャプテン・アメリカ」3作、「アベンジャーズ」2作も観ているといいですね!

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ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください。

 

簡単なあらすじ

アベンジャーズの一員ソーの前に<死の女神・ヘラ>が現れた。
復讐と野望に燃えるヘラは、ソーの故郷へ攻撃をはじめる。故郷を奪われたソーは、この最強の敵を倒すため盟友ハルク、宿敵ロキらと型破りのチーム“リベンジャーズ”を組み極限バトルに挑む。 果たして、ソーたちは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか?
死の女神・ヘラの復讐の目的は!?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されていたー。

新『アベンジャーズ』へのカウントダウンが始まる!

http://marvel.disney.co.jp/movie/thor-br/about.html

 

キャスト・スタッフ

・監督 タイカ・ワイティティ

・公開日 2017年11月3日

・製作国 アメリカ合衆国

・配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ

・音楽 マーク・マザーズボー

・出演者 :クリス・ヘムズワース/トム・ヒドルストン/ケイト・ブランシェット/イドリス・エルバ/ジェフ・ゴールドブラム/テッサ・トンプソン/カール・アーバンマーク・ラファロ/アンソニー・ホプキンス/浅野忠信/タイカ・ワイティティ

 

感想

予告からワクワク感はハンパなかったですが、「マイティ・ソー バトルロイヤル」最高の作品でした。

開幕のスルトとその兵達との戦闘から熱くてブチ上がりましたね。いきなりの予告でも使われていたレッド・ツェッペリンの「immigrant song(移民の歌)」も流れて最高でした。

ソー:ラグナロクのテーマにもぴったりでしたし戦闘シーンと合わさることでとにかく熱い。

序盤と終盤の2回使われましたがそれだけこの曲を使うことに意味があったのですね。

 

あと今回は全体的にカラフルだったのが印象的でしたね。アスガルド人だけでなく多彩なキャラクターがたくさん出てきたり辺境の惑星サカールに行ったりしていたのもあってスター・ウォーズ感ありました。後からあの内容を130分に収めたと考えると恐ろしい。

それにしても邦題のバトルロイヤル要素は正直あまりありませんでしたね。

やはり原題通り「ラグナロク」の方が良かったのでは…(ボソッ)

 

ハルク戦はめちゃくちゃ良かったですね。ソーとハルクが闘技場で対面した時のロキの顔は爆笑でしたw

 

あとはソーとロキが今回仲よさそう(?)でほっこりしましたね。「助けて」のやつのくだりや2人で銃ぶっ放すシーンとかすごく微笑ましくて良かったです。ダークワールドまではロキにしてやられましたが今回は「お前は信用したらすぐ裏切る それを繰り返す 進歩しない 悪戯の神のままだ」と一歩裏を読み成長したソーが見れたのも良かったですね。でもアレが悪戯(お遊び)でやってると思うとなんだか愛おしく思えますけどねw

 

ドクター・ストレンジはまぁ予告で察してましたがそこまでがっつりは出てきませんでしたね。ストレンジ本編よりもなんだか魔術の扱いがめちゃくちゃ達者になってたのは笑いましたがwあとはヘイムダルとスカージが良い役してましたね。スカージはコロコロ変わりやがってなんだこいつとも思いましたが最期は恐らく初めて自分の意思で決断しアスガルドのために散っていく姿はすごく好感持てましたね。

 

そしてヘラ様。頭すごいどーなってんだって思いながら観てましたが強すぎますね。覚醒したソーでも歯が立たなくてロキ、ヴァルキリーとともに一矢報いる程度しかできなくてサノスがヘラ以上に強いとしたらやばいですね…

 

そんなわけでソー:ラグナロク最高な作品でした。

来年公開の「ブラック・パンサー」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」がめちゃくちゃ楽しみですね^_^

 

 

映画『ブレードランナー2049』感想 現代だからこそできたブレードランナー続編!

まだビデオデッキで映画を観ていた時代に子供の頃ブレードランナーを父とよく観ていました。

公開から35年。まさかの続編は我々の想像を遥かに上回る凄まじい作品でした。

 

 

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個人的な評価★★★★★(4.9)

劇場から出た時面白いというよりはまず凄かったというのが一番の感想でした。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ恐ろしい人だ。これを35年越しの続編でやるのかと。

 

緻密に練られた設定、世界観、過去作へのリスペクト、張り巡らされた伏線と回収。

160分間という時間が一瞬たりとも緊張感途切れることなくブレードランナーの世界に没入。

今の時代だからこそ作れたブレードランナー続編なんだと感じました。

 

情報量も密度も凄まじくて正直一回観ただけじゃ整理がつきませんでした。ただ言えるのはドゥニ・ヴィルヌーヴ監督ありがとう。

 

そして主人公Kとヒロインとも言えるジョイがライアン・ゴズリングとアナ・デ・アルマスで良かったですね。ジョイが可愛いんですよ…

 

まぁ細かいはことはいいんだよ!とにかく凄かったんだよ!てことで観てください。

 

2049観る前にこれは観て!

1982年公開「ブレードランナー」 

 

前作観なくても楽しめるよ!って言ってあげたいけどやっぱり観た方が楽しめるし正直情報量多くて事前に学習してても難しいかもしれません。なのでまずは82年公開の「ブレードランナー」を観ましょう。ちなみにワークプリント版、オリジナル版、インターナショナル版、ディレクターズカット版、ファイナルカット版がありますが全部微妙に違うのです。そして解釈は全然変わったりするのです。

おすすめはファイナルカット版とインターナショナル版です。「ユニコーンの夢」の有無によってデッカードレプリカントじゃないかという疑問が浮かんだり、最後のシーンの有無で逃げ切れたのかどうかがわからなくなったりと違いを楽しめるので二つとも観てみてください。

 

huluなら現在2週間無料トライアルで「ブレードランナー」が無料で観れるのでおすすめです。期限になったら解約すればOK

他にも色んなアニメ、映画、ドラマが見れます。

 

 

3つの短編(2049の前日譚)

2049の公開に合わせて製作された三つの短編が公式サイトで公開されてるので是非こちらも観てみてください。結構重要ですよ!

2022年:ブラックアウト

2036年:ネクサス・ドーン

2048年:ノーウェア・トゥ・ラン

映画『ブレードランナー2049』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 

ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください

 

簡単なあらすじ

 

2049年、貧困と病気が蔓延するカリフォルニア。
人間と見分けのつかない《レプリカント》が労働力として製造され、人間社会と危うい共存関係を保っていた。
危険な《レプリカント》を取り締まる捜査官は《ブレードランナー》と呼ばれ、2つの社会の均衡と秩序を守っていた―。 

LA市警のブレードランナー“K”(R・ゴズリング)は、ある事件の捜査中に、《レプリカント》開発に力を注ぐウォレス社の【巨大な陰謀】を知ると共に、その闇を暴く鍵となる男にたどり着く。彼は、かつて優秀なブレードランナーとして活躍していたが、ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消し、30年間行方不明になっていた男、デッカード(H・フォード)だった。
いったい彼は何を知ってしまったのか?デッカードが命をかけて守り続けてきた〈秘密〉―
人間と《レプリカント》、2つの世界の秩序を崩壊させ、人類存亡に関わる〈真実〉が今、明かされようとしている。

映画『ブレードランナー2049』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ

 

キャスト・スタッフ

・監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ

・原案 フィリップ・K・ディック

・製作総指揮 リドリー・スコット

・日本公開日 2017年10月27日

・配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

・製作国 アメリカ合衆国

・出演者  ライアン・ゴズリング/ハリソン・フォード/ロビン・ライト/ジャレッド・レト/アナ・デ・アルマス/シリヴィア・フークス

 

感想

ジョイかわいいよジョイ欲しい。

 

まずは始まり方。ここを語らずこの作品を語ることはできないでしょう。瞳のアップから始まり街全体が映る。「ああ、これは安心して観れるやつだ」と最初で確信しました。所々でデッカードとレイチェルの前作でのシーンの映像や音声が使われたりデッカードだけでなくコブやレイチェル(偽)が登場したり前作へのリスペクトを感じられたのが嬉しかったです。

そういえば前作のユニコーンの夢と折り紙によりデッカードレプリカントじゃないかという議論がありましたが今回でしっかり補完されたのも良かったですね。あいまいなのが良かったっていう気持ちもありますけどねw

前作ではユニコーンの折り紙で自分という存在を知りましたが今回は木馬でしたね。ジョーが木馬を見つけた時の音楽、音響がすごく重くて緊張感あって震えましたね。

 

あとは雨でしょうか。ブレードランナーでは割と印象的ですよね。雨、砂、雪と移り変わり心情の変化を表現してたのかな(?)雨の中ジョイが初めて外に出た時の表情がたまらなかったですね。そして最後の雪はすごく切なかった。デッカードが「俺はお前のなんだ?」と聞いて答えられないシーンが個人的に今作で一番好きでしたね。

 

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の作品は「メッセージ」しか観たことないのですがこの監督の映画は美しいですよね。映像的にもストーリーの内容的にも。観終わったあとの満足感が違う。

 

続編はなさそうですねぇ〜けどあったら観たいなぁ〜

あるとしたらまた30年後ですかねw

映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』感想 トムだからこそ出せた味!

トム・クルーズ主演の実在した男「バリー・シール」を主人公にした映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」を観たのでその感想を。

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個人的な評価★★★★☆(4.2)

端的に言ってめちゃくちゃ面白かったです、あくまで個人的な意見ですけど。(なぜか他では評価が低かったので)

主人公バリー・シールがどんどん成り上がっていく姿はワクワク興奮しました。(やってたことはとても褒められることじゃないですがw)

これは役的にもトム・クルーズでしか出せない味がありましたね…

そしてバリー・シールは天才パイロットなのですがやはりトムは空が似合いますねぇ。映画で輝くトムは相変わらず若々しく55歳にはとても観えませんでした。

トムの映画では珍しく戦闘、アクションシーンは一切ありませんでしたがMIシリーズが好きな人でも楽しめると思います。ビジネスが好きな人も楽しめるかもしれませんね。(ビジネスはビジネスでも密輸ビジネスですがw)

 

良い映画というよりは楽しい映画という感じでした。素晴らしかった。

 

 

 

ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください。

簡単なあらすじ

天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社のパイロットとして何不自由ない暮しを送っていたバリー・シールの元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。CIAの極秘作戦に偵察機パイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としてもその才能を見せ始める。ホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。しかしそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた…。

STORY|映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』公式サイト

 

キャスト・スタッフ

・監督 ダグ・リーマン

・配給 東宝東和

・日本公開日 2017年10月21日

・製作国 アメリカ合衆国

・出演者 トム・クルーズ/ドーナル・グリーソン/サラ・ライト/E・ロジャー・ミッチェル/ジェシー・プレモンス/ローラ・カーク/アレハンドロ・エッダ/ベニート・マルティネス/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ/ジェイマ・メイズ

 

感想

DEA、ATF、CIAに囲まれるシーンは爆笑しましたねwというか終始笑ってましたけどね。

なのに最後は何故かしんみり。

アメリカという国に多大な影響を及ぼしたバリー・シール という男の波乱万丈な人生を描いた冒険譚。ほんとにタイトル通りアメリカをハメまくってましたね。ビデオでも言ってましたが最後の方は金儲けのためではなくFBI、CIA、DEAなどの大きな組織相手にアドベンチャーを楽しんでいたように見えこちらもそれを観てて楽しかったですね。

2度目捕まった時はさすがに終わったかと思いましたが「知りすぎた男を放っておくわけがない」と余裕そうに無罪で釈放されるシールは最高にクールでしたね。

途中からどんどん(お金を置く場所に困るほど)裕福になりルーシーや子供達とも幸せそうで「いいぞ!もっとやれ!」となぜか応援したい気持ちになりました。

ただのワルじゃなくて家族を想って行動してるところが最高に推せますね。

 

「ザ・マミー」が残念だっただけに「バリー・シール」が良作で個人的にとても嬉しかったです。

そういえばMI6の撮影中に全治数ヶ月の怪我をしたようですが驚異的な回復力で数週間で撮影再開したらしいですね。

素晴らしいですねリアルでも最強なのか彼はw

映画『アトミックブロンド』感想 まさかの百合展開に得した気分

 

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個人的な評価★★★★☆(3.9)

シャーリーズ・セロンがカッコいいアクションスパイ映画でした。主人公ロレーンのかっこよくエロく時折でる口調の悪さが最高でした。周りのものを利用し殴り股間を蹴り飛ばし銃をぶっ放しシャーリーズ・セロンがとにかく暴れまくりでした。裸体もとてもセクシーでした。あとソフィア・ブテラがかわいい。そして個人的に嬉しいまさかまさかの百合展開。

ちょっと陳腐な感じは否めませんでしたが人死にまくるのに何故か緊張感がない「ジョン・ウィック」や「アトミックブロンド」みたいな映画正直嫌いじゃないですw

ジェームズ・マカヴォイもカッコいいおじさん感あって良かったですね。

ちょっと頭使うのでちょっと聞き逃すと大変。

あとは冷戦時代のドイツ情勢くらいはしっかり知っておいた方がいいかもしれませんね。

 

そして最後のどんでん返しにびっくり!(正直予想の範囲内ではあったが)

クールでシャレオツなスパイ映画でした。

 

ここからはネタバレを含むので自己責任でお読みください。

 

簡単なあらすじ

 1989年、東西冷戦末期のベルリン。世界情勢に多大な影響を及ぼす極秘情報が記載されたリストが奪われた。イギリス秘密情報部MI6は凄腕の女性エージェント、ロレーン・ブロートンにリスト奪還を命じる。ベルリンに潜入中のエージェント、デヴィッド・パーシヴァルとタッグを組み任務を遂行するロレーン。彼女には、リスト紛失に関与したMI6内の二重スパイ、“サッチェル”を見つけ出すという、もう1つのミッションがあった。リストを狙いベルリンに集結する世界各国のスパイ。誰が味方で誰が敵なのかわからなくなる状況下、ロレーンと世界の運命は?

 映画「アトミックブロンド」公式サイト

キャスト・スタッフ

・監督 デヴィッド・リーチ

・配給 KADOKAWA

・製作国 アメリカ合衆国

・日本公開日 2017年10月20日

・出演者 シャーリーズ・セロン/ジェームズ・マカヴォイ/エディ・マーサン/ジョン・グッドマン/トビー・ジョーンズ/ジェームズ・フォークナー/ソフィア・ブテラ/ビル・スカルスガルド/サム・ハーグレイブ/ティル・シュヴァイガー

 

感想

なんだか最後はわけわからなかったですねw

ロレーンはMI6ではなくCIA所属のスパイだったんですね。

まぁ女スパイはこわいっちゅーわけですね。

シャーリーズ・セロンが「ジョン・ウィック」みまいにクールに無双するアクション映画なんだろうなーと思ったら主人公血みどろだし銃あんま使わず殴り合い多いしすごい泥臭かったですね。うん、嫌いじゃない。

そしてまさかの百合展開。ロレーンとデルフィーヌのレズシーンは興奮しましたねw個人的には正直それだけで観る価値ありました。そしてパーシヴァルにデルフィーヌを殺され激昂するロレーンも良かった。

とにかくロレーンがクールでしたね。たばこ咥えてる女性ってかっけぇーなって思った映画でした。またドイツの冷戦時代を利用した内容とアナログ感が良かったですね。

 

今年は「ワンダー・ウーマン」といい女性主人公モノのアクション映画が多くて嬉しいです。

 

デヴィッド・リーチ監督はできる監督だとわかったので「デッド・プール2」を安心して任せられますね。これがわかっただけでも収穫収穫

劇場版『Fate/stay night 【Heaven's feel 】Ⅰ.presage flower』感想 ファンも大満足の傑作!

にしてもタイトル長いなw

 

3年です。2014年Fate Projectで制作決定してから3年待ちました。古参の原作ファンはHeaven's feel(以下HF)の映像化を10年以上待った方もいるでしょう。

ufotableなら、須藤監督なら最高のクオリティでファンの望むHFを提供してくれると信じ待ち続けました。そんなHFの感想などを書きなぐりましたので良かったらお読みください。

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個人的な評価★★★★★(5.0) 

 

 満点です。ありがとうufotable。ありがとうTYPE-MOON。ありがとう須藤監督。

とにかく凄い作品でこれこそファンが長年待ち望んでいたHFだと言わしめる映像化でした。日常シーンも戦闘のシーンもしっかり大事なとこはこぼすことなくアニメでしか描けないオリジナルも交ぜられていて大満足でした。前2ルートとはまた違ったダークで重くさらに緊張感のあるストーリー。そしてなにより桜がかわいい!こんな後輩がいたらそりゃ守ってあげたくなりますよー!

声優さんの演技も最高でした。FateはキャストみんながFateという作品を大切に思ってくれてるのがいいですよね。

HFは1番ボリュームがあるのに3章じゃ足りないんじゃないかとかHFに梶浦さんの音楽は合わないんじゃないかとか余計な心配をしてた過去の自分を殴りたい!

そして大好きな作品の魅力を最大限伝えられない自分の語彙力の足りなさが悔しいです。とにかくすばらしいんです。キャスト、スタッフの劇場版HFにかける本気度がきっと観れば伝わると思います。人の、男と女の物語を是非観てください。

 

公開日初日はみんな拍手喝采でした。原作ファンとしてはほんとにほんとに感謝しかなかったです。

 

Fateを知らなくてもこれだけ知っておけばOK

 

Fateシリーズの展開 

Fate/stay nightは元々TYPE-MOONのPCの18禁ノベルゲームでその後ヒットしPS2PSVITAスマホなどと発展していきました。

Fateシリーズはたくさんアニメ化されていたりスマートフォン用ゲームFGOFate/grand order)が大人気なので名前くらいは聞いたことあると思います。今回映画化されたのはセイバーをヒロインにしたFateルート、遠坂凛をヒロインにしたUBWルートに続く第三のルート間桐桜をヒロインにした HFルートです。 HFは唯一映像化されていなかったファン待望の映画化だったのです!気をつけて欲しいのはHFは続編ではなく別ルートだということです。

 

ざっくりした内容

どういう内容なのかざっくり説明すると7人の魔術師が7騎の英霊(過去の英雄など)通称サーヴァントと呼ばれる使い魔を使役し何でも望みの叶う聖杯を求め殺し合う聖杯戦争を行うというもの。

HFは前2つのルートでは描かれなかった聖杯戦争の裏側、「聖杯」とは何かが描かれます。また前2ルートでは父、衛宮切嗣から受け継いだ「正義の味方になる」という理想を貫き通してきた主人公衛宮士郎がHFでは違う答えを出します。そこが醍醐味のルートなのです!

 

Fateあまり詳しくなくても映画見て大丈夫?

正直少しきついです。 HFはFateルート、UBWルートをプレイした前提で成り立つルートではありますがもちろん初見の方でも楽しめます、が今作はufotableUBWを観てる前提で話が進むので序盤のUBWと被ってる部分はダイジェストで話が進みます(アーチャー対ランサー戦から凛と教会に行くまで)。なのでできれば映画を観る前でも後でもいいのでufotableのアニメUBWせめて0話と1話)くらいは観て欲しいです。もっというなら原作をプレイしてみてください。

奈須きのこの素晴らしいシナリオを読んで感じて欲しいです。

ちなみにHFは今はタスクオーナ先生の漫画版がとてもオススメなので読んでみてくださいね。

Fate/stay night [Heaven's Feel](1) (角川コミックス・エース)

Fate/stay night [Heaven's Feel](1) (角川コミックス・エース)

 

 

  

ここからはネタバレを含みますので自己責任でお読みください。

 

 

STORY

「もしわたしが悪い人になったら
許せませんか?」

少年は少女を守りたい。そう、思った。
魔術師〈マスター〉と
英霊〈サーヴァント〉が、
あらゆる願いをかなえる願望機
「聖杯」をめぐり戦う――
聖杯戦争」が起きて10年、
冬木市で再び戦争が始まった。
前回の「聖杯戦争」の参加者である
衛宮切嗣の養子・衛宮士郎
遺志を継ぎ、戦うことを決意する。

士郎のそばには、彼を慕う少女――
間桐桜がいた。
彼女は毎朝、毎晩士郎の家に通うと
朝食と夕食を作り、
天涯孤独だった士郎と
優しい日々を過ごしていた。
だが「聖杯戦争」が始まると、
冬木の町に流れる空気が変わった。
あちこちで殺人事件が起き、
不穏な空気が流れ始める。
士郎は桜を自宅に泊めることを決意した。

士郎は召喚したサーヴァント・セイバーとともに、
魔術師の遠坂凛と同盟を結び
聖杯戦争」に臨む。

だが、その戦いは
暗躍する者たちによって大きくきしみ、
歪み始めていた。

 ストーリー | 劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」

 

感想

一番に一章の何が良かったかと言われると派手な戦闘シーンももちろん良かったのですが日常部分を丁寧に丁寧に描いてくれたことですね。

1年半前の桜との出会いから描いてくれたのは不意打ちでしたが嬉しかったです。HFはやはり桜との日常があってこその後半の怒涛の展開が活きてくると思うので。さすがは桜好きの須藤監督wまぁ須藤監督は未来福音での功績があったので安心して任せられましたね。

舞台挨拶で須藤監督は「1章は日常の崩壊をテーマにした」と言っていました。そう!HFで大事なのは士郎と桜達の日常なんです。なので日常の象徴である藤ねえや一成達にも出番がしっかりあってファンとしてとても嬉しかったです。

 

桜との出会いから始まり30分ほど経ってからオープニング(?)でスタッフの名前が出てくるとこは正直鳥肌が立ちましたね。(空の境界でも何回やられたことかw)

臓硯の蟲の上をスタスタ歩きながらの語りもHFがより重く感じられ最高でした。

 

そしてこの前2ルートを覆す序盤のわけのわからなさがHFなんだと思い出しました。改めて見るとHFって伏線だらけでしたね。

 

声優さんの演技も素晴らしかったですね。特に神谷さんの慎二。あれこそ僕たちの知る間桐慎二という感じでした。そして慎二を原作以上に出番を多くしてくれたのも良かったですね。彼はHFにおいてとても重要な位置付けなので。

 

個人的なHFのお気に入りシーンは学校の廊下で慎二が士郎に弓道部の片付けを笑顔で頼むシーンで士郎が「わかったよ」と言った後の慎二の憤りの表情とかすっごく丁寧でたまらなかったですねぇw

 

そして何より戦闘シーンがめちゃくちゃかっこよかった!特にランサー対真アサシン、ライダー対真アサシン。ハサン先生ももちろん兄貴が原作以上に活躍しててとても嬉しかったです。相変わらず作画はめちゃくちゃ綺麗で迫力ありましたね。バーサーカー戦やセイバーがライダーをホームランするシーンとかやばかったですね。

ライダーさんは物語終盤の活躍が早く楽しみですね( ˘ω˘ )

 

あとは綺礼の「食うか?」ちゃんとやってくれたwもしかしたら省かれるのではと心配していたのですがちゃんと描いてくれましたね。

あれこそ言峰綺礼が麻婆たる所以ですからね!

UBWまではサーヴァントが活躍するお話ですがHFに限ってはマスター達、人が主役の物語なのでサーヴァントは次々退場していきましたね。

 

2章は2018年!ほんとに2018年?信じていい?

タイトルは「lost butterfly」

2章ではギルガメッシュが大活躍!

そしてカッコいい士郎が早く観たい!

 いないとは思いますが「 え〜1章観たけどHF微妙じゃない?」なんて思った方、安心してください盛り上がるのはこれからです。

須藤監督を信じて2章を期待して待ちましょう。

 

 

そしてバッドエンドの鉄心エンド、スパークスライナーハイとノーマルエンドは是非円盤の特典につけていただきたい(ボソッ)

キャスト・スタッフ

原作 奈須きのこ/TYPE-MOON

・キャラクター原案 武内崇

・監督 須藤友徳

・音楽 梶浦由紀

・制作プロデューサー 近藤光

・アニメーション制作 ufotable

・配給 アニプレックス

・公開日 2017年10月14日

・キャスト 杉山紀彰/下屋則子/神谷浩史/川澄綾子/植田佳奈/伊藤美紀/中田譲治/津嘉山正種/水沢史絵/真殿光昭/小山力也/神奈延年/関智一/浅川悠/三木眞一郎/田中敦子/諏訪部順一/てらそままさき/門脇舞以/七緒はるひ/宮川美保/稲田徹

 

花の唄/ONE/六等星の夜 Magic Blue ver.(期間生産限定アニメ盤)

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『亜人』実写映画 感想 アクションがひたすらかっこいい

good!アフタヌーンにて絶賛連載中の桜井画門先生の漫画「亜人」の実写映画を観て参りましたのでその感想などを。

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個人的な感想★★★★☆(4.0)

これは出来のいい実写映画。そう自信をもって言えるからには面白かったです。不快にならない程度のオリジナルとそれだけは外してはいけないという原作の設定はきちんと残し原作ファンも楽しめるカッコいいアクション映画でした。そう、何よりアクションがかっこいいんです!

亜人達の常軌を逸した戦い方、CGによるIBMの戦闘。カッコ良かった!BGMもオーラルの主題歌もかっこよくてとてもクールな映画でした。

 

そして妹役の浜辺美波ちゃんが可愛い!キミスイ(君の膵臓をたべたい)で大ブレイクした浜辺美波ちゃん。今作でも遺憾なくその才能と可愛さを発揮していました。妹の慧理子は原作では兄を嫌っていましたが映画ではなぜか兄を慕っていたり海斗が出てこなかったり圭と佐藤の年齢がどうのだの気になる点も多いかもですがとりあえず観てみてください。ちなみに佐藤健綾野剛城田優ももちろんかっこよかったです。裸体がなかなかセクシーでした。

監督は踊る大捜査線PSYCHO-PASS サイコパスなどの本広克行監督です。

 

ここからはネタバレを含みますのでご注意ください。

 

簡単なあらすじ

 

 病気の妹を救うために研修医となった永井圭は
ある日、事故で死亡。しかし直後、生き返る。
亜人と発覚し、崩れ去る圭の人生。
国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。
そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト【佐藤】が現れる。
自分の運命に葛藤する圭は、佐藤が描く亜人の未来に共感できないでいた。
やがて始まる、佐藤による衝撃の国獲りゲーム。
衡突する人類と亜人、そして亜人亜人。【絶対に死なない男】と【絶対に死なない男】の終わることなき
【エンドレス・リピート・バトル】が始まる。亜人たちは、永遠の命をどう生きるのか―?

STORY|映画『亜人』公式サイト

 

キャスト・スタッフ

・監督 本広克行

・原作 桜井画門

・音楽 菅野祐悟

・配給 東宝

・公開日 2017年9月30日

・出演者 佐藤健/玉山鉄二/城田優/千葉雄大/川栄李奈/山田裕貴/浜辺美波/綾野剛/品川祐/吉行和子/宮野真守など

 

個人的な感想

イケメン達がひたすらカッコイイアクションを繰り広げる。それだけでもう見栄えがあって良いですよね。

最後の終わり方は賛否あるでしょうけど僕は好きですね。佐藤健が裸でビルから無表情で飛び降りるという絵面は面白くて若干クスリとしてしまいましたがw

あとは浜辺美波ちゃん。浜辺美波ちゃんです。すごく良い笑顔しますよねこの子。やっぱり可愛かった!

もちろん川栄李奈も可愛かったしアクションもできて素晴らしかったですね。

 

ちょっと人間関係が良く分からなかったり設定の作り込みが浅い気がしないでもなかったですが個人的には概ね満足でした。

 

続編あってもいいなぁ…うん。ヒットしたら是非作って欲しいですね。

 

それにしても最近の漫画実写化作品は出来のいいものが多くて嬉しいですね(^^)

斉木楠雄のΨ難ハガレンも是非成功して欲しい!

 

最後に亜人キャスト陣の楽しそう写真を

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